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山口蓬春記念館

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日本画家、山口蓬春の自邸兼アトリエを一般に開放した、記念館が葉山にあります。 生誕120周年記念展として、「山口蓬春と吉田五十八」と題した展示会が開催されていましたので、行ってきました。
蓬春と五十八は東京美術学校(現東京芸術大学)の同期生であり、蓬春の戦前の自邸(世田谷)を五十八が設計したそうです。そちらは残念ながら現存していませんが、戦後、この葉山の住宅を購入後、五十八に大規模な増改築を依頼したのだそうです。
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茶の間です。庭に面して大きくとった開口部、広縁との間の障子も天井までの高さがあります。
天井の意匠も凝っていて、間接照明も当時としては画期的だったと思います。
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2階の和室には、五十八がデザインしたテーブルがありました。正三角形の形をしていて、これを横につなげて組み合わせると、長机にもなり、また、6個で大きな丸テーブルのようにもなります。
こういった家具や、収納についても使いやすさと美しさを考えたデザインをしています。2階の窓からは、葉山の海が見渡せます。
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記念館から徒歩数分で海岸に出られ、江の島や伊豆半島、伊豆大島が見え、また、晴れた日には正面に富士山も望めるこの地で、蓬春は新しい日本画の世界を開いていったということです。
http://www.hoshun.jp/

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